愛猫が脱走してしまった、野良猫を捕獲して保護したい・地域猫として去勢手術をしたい場合、猫用の捕獲器を使っての捕獲がおすすめです。
猫が捕獲器の中の餌に釣られて捕まる仕組みですが、正しい餌を選ばないと猫が捕獲器の中に入ってくれないかもしれません!
今回は、猫を捕獲器で捕まえる際の餌は何がいいのかを紹介していきます。
猫を捕獲する場合のおすすめの餌
ペットとして飼っていたが脱走した愛猫や野良猫を捕まえる際の餌はどれがいいか、おすすめを紹介していきます!
猫を捕獲する際に必須の猫捕獲器のおすすめ商品や種類・選び方は下記を参考にしてください。
匂いが強い猫も食べる食物がおすすめ
猫捕獲器には「踏み板式」「吊り下げ式」と2種類ありますが、どちらの種類を使うにしても「匂いが強い猫も食べる食物」がおすすめです。
キャットフードなど猫の主食となる食べ物は猫捕獲時の餌としてポピュラーですし、人間が食べる食物のうち匂いが強くて猫も食べるからあげや焼き魚なども活用できます。
匂いが強くないと猫が近くを通っても餌の匂いに気づかず、猫捕獲器をスルーするかもしれません。匂いでおびき寄せる意味で強い匂いのものがいいです。
踏み板式の餌はキャットフードがおすすめ
踏み板式の猫捕獲器は、餌を捕獲器の奥に入れて、手前にある踏み板を餌に釣られた猫が踏んで罠が作動して扉が閉まり捕獲できるタイプです。
床(捕獲器の地面部分)に餌を置く必要がありますが、置くだけならどの餌でも可能です。猫が食べやすいキャットフードなどの活用が特に望ましいです。
踏み板式の猫捕獲器のできるだけ奥に餌を設置しますが、強いて言えば猫缶を缶のままして設置すると猫が首を大きく降ろさずに餌に食らいついてしまい、踏み板を踏まないかもしれません。
猫缶を使う場合も、紙のお皿などに置くか缶詰から出してそのまま地面に置いて設置した方がいいです。
カリカリなどのキャットフードであれば、猫が地面まで口を持って行く必要があるため、どうしても奥に入り込まないといけません。踏み板もその分踏みやすいです。
吊り下げ式の餌はからあげやちくわがおすすめ
吊り下げ式の猫捕獲器を使う場合の餌は、からあげやちくわがおすすめです。
まず、金具に餌を吊り下げる必要があるため、ある程度大きい固形ものもしかセットできません(カリカリ・猫缶は金具に止められずセット不可能です)。
からあげであれば固形でなおかつ肉が堅くないため金具へのセットも簡単。匂いも人から見ても強いため、猫の食いつきもかなり良いです。
ちくわはそこまで匂いが強くないものの、崩れにくい練り物です。金具にセットして長時間経過しても、形を崩すことなく金具に残り続けます。餌が地面に落ちてそれを猫に食べられて罠が作動しないトラブルをあらかじめ防いでくれるでしょう。
愛猫を捕獲する場合は愛猫の好物を餌にする
ペットとして飼っていた猫が逃げて捕獲器で捕まえたい場合は、愛猫が食べ慣れている好物を捕獲器に入れてください。
猫が食べ慣れている餌というのは、猫からしても安心できる食べ物です。普段食べているものが箱の中にあると判断して、すぐさま捕獲器に入ってくれる可能性が高いです。
注意しておきたいのが、愛猫以外の野良猫やその他害獣も捕獲器で捕まえてしまう可能性があることです。
猫を捕獲器で捕まえる際の餌に関する工夫
猫が捕獲器の中に入って餌を食べ罠が作動するためのコツを紹介していきます。
踏み板式の場合は餌を捕獲器の奥に入れる
踏み板式の猫捕獲器を使う場合は、餌を猫捕獲器の奥に入れてください。
手前(踏み板のほんの少し後ろなど)に餌を奥と、猫がちょっと首を伸ばすだけで餌まで辿り着いて餌を食べてしまいます。踏み板が踏まれず罠が作動しない可能性が高いです。
踏み板を踏まないと絶対に餌まで到達しないところまで奥へと餌を押し込むのがベターです。ただし、餌がお皿などからこぼれた場合、奥に置きすぎると猫捕獲器から餌が出て、箱に入らずとも餌を食べてしまうかもしれません。
吊り下げ式の場合は固形餌の真ん中あたりを金具の奥に固定
吊り下げ式の猫捕獲器の場合は、餌の真ん中を金具で止めるようにしてください。
餌の端の方を金具で吊るした場合、猫がちょっと餌を口にするだけで餌が金具から外れてしまうことがあります。ほんのちょっとの振動だと吊り下げ式の罠が作動しない恐れがあり、猫捕獲に至りません。
また、金具のフックとなるところが餌で埋まるくらい、餌を奥に押し込んでも構いません(押し込んだ結果餌の形が崩れてしまう場合、浅めにセットします)。
捕獲器の餌すら食べられていない場合は餌を変える
もし、捕獲器の中の餌だけなくなっている場合、猫が餌を食べている証拠です。餌をしっかりと吊り下げ式の金具に付ける・踏み板の奥に入れる等の工夫次第で、次以降は猫を捕獲できます。
問題は「捕獲器の餌も食べられた形跡がない場合」です。
単純に猫やその他害獣がいなくて罠が意味をなしていないか、餌が猫に合っていないかです。どの道、日が経つにつれ餌の匂いも弱まるため、餌の交換はしておくべきです。
餌以外に変えられる部分は「猫捕獲器の設置場所」です。あまりにも目立たない場所だと猫が捕獲器を発見しないかもしれないため、隅の方で目立たなくはあるものの、猫から視認できる場所にセットしましょう。
まとめ
今回は、猫を捕獲器で捕まえる場合の餌について紹介しました。
捕獲器の種類によっておすすめの餌も変わります。野良猫ではなく逃げたペットの猫を捕まえたい場合は、どの捕獲器を使うにしても、ペットの猫が慣れている餌を使うのがおすすめです。
餌次第で猫捕獲率も変わってきます。もし捕獲の手ごたえがない場合は、他の餌に変えてみるのもひとつの手です。
捕獲した野良猫を実際に保護する場合、必要なものや保護した子猫との接し方も知っておきたいです。詳しくは下記を参考にしてください。