野良猫の子猫を保護したら何をすべき?子猫の受け入れに必要な物や子猫への接し方を解説

野良猫

野良猫の子猫は親猫がいないと生きていけないため、よく保護の対象になりがちです。

実際に野良猫の子猫を拾った場合、まず何をすべきか、子猫の受け入れに必要なもの、子猫への接し方の知識があった方が、子猫にストレスを与えず保護することができます!

これから野良猫の子猫を保護しようと考えている人や、実際に子猫を保護してしまった人は必見です!

野良猫の子猫を保護したらまず何をすべき?

きっかけはどうであれ、野良猫だった子猫を保護した場合、まず何をすればいいのかを考えてみましょう。

子猫によって大人しかったり暴れたりと様々な反応を示しますが、家の中が落ち着いた環境だとわかると子猫も安心して生活できますし、飼い主に懐く可能性も高くなります。

また、野良猫の子猫を保護する際に猫用の捕獲器を活用したい場合や、そもそも野良猫の子猫はどこにいるのかを知りたい場合は、下記を参考にしてください。

出来る限りはやめに動物病院へと連れて行く

野良猫の子猫を保護した際、できるだけ早く動物病院へと連れて行って、なんらかの病気や感染症を患っていないかを確認してください。

外で暮らしている野良猫は意外にもたくさんの菌を持っていて、その菌が野良猫の体内に入ると、抵抗力に乏しい野良猫にとっては致命的です。

病気にかかってしまう可能性も高くなりますし、放置していれば手遅れになる可能性も否定できません。他にも、親猫とはぐれたせいで餌を食べられず、栄養失調に陥っているかもしれません。

できれば子猫を保護したその日のうちに動物病院へと連れて行きたいですが、予定が合わなかったり夜に保護した場合は、翌日もしくは近日に受診させてもいいです。

家に付いた際に子猫が興奮して暴れている場合も、動物病院へと連れて行くのは困難です。まずは子猫を落ち着かせることが先決で、2、3日子猫用のケージの中に入れて餌と水だけ与えて様子を見てください。

大人しくなったタイミングで動物病院へと連れて行きます。

保護したての時期は子猫に構わないように

野良猫の子猫を保護してしばらくは、子猫も飼い主のことを警戒します。外敵だと思って威嚇することもあり得ます。

子猫が怖がっている時にこちらが構っても子猫はなつかず、ストレスだけを与えかねません。まずは放置して様子を見た方が賢明でしょう。

餌と水は子猫にとって必要なので、子猫との触れあいをせず餌と水だけ交換します。数日も経てば、保護した子猫が「この人は餌をくれる人」だと認識して、少なくとも威嚇はしなくなります。

子猫を触っても嫌がられなかったり、餌を出せば近くに寄ってくれるようになれば、ある程度は子猫が懐いてくれたと判断できます。

子猫は体温調節が難しいため、保温してあげる必要あり

野良猫の子猫の限らず、子猫は自力での体温調節が困難です。

保護したての野良猫の子猫だと、まだ飼い主には懐いていません。しかし、冷える夜などは寒い思いをして、場合によっては衰弱しかねません。

子猫の保護から日が浅く、まだ放置する段階だとしても、子猫の保温は行いたいです。例えば、子猫を入れているケージや段ボール箱の中にお湯などであたためたタオルや、暖かめのマット・毛布などで暖めてあげてください。

これだけで子猫がいるケージの風通しが悪くなり、冷たい風が入ってきません。

子猫の生後から餌を変える

子猫が生後何ヶ月程度かは、最低でも把握しておきたいです。

保護した子猫が生後何ヶ月かを知れば、その年齢に適した「餌」もわかります。子猫の大きさで判断しても構いませんが、動物病院へ連れて行って生後何ヶ月かを獣医さんに教えてもらうのが確実です。

生後1ヵ月未満であれば、キャットフードやカリカリよりも、猫用のミルクを用意した方がいいです。容器にミルクを入れて、子猫がうまくミルクを飲めないのであれば、猫用哺乳瓶を用意します。

生後1ヵ月以上であれば、カリカリなどのキャットフードを食べることができます。猫用のミルクでも問題はありませんが、与えすぎると子猫が下痢などの体調不良に陥りやすいです。

野良猫の子猫を保護する際に必要なもの

野良猫の子猫を保護する際に、必要なものを紹介していきます。

子猫を保護する場合にすべき行動も合わせて確認して、持っていないものをあらかじめ購入しておくのをおすすめします。

餌くらいならコンビニでも取り扱いがあるところもありますが、猫用ケージやペットキャリーはホームセンター等に行かないと在庫がありません。

子猫の保護に必要なもの① 子猫用ケージ

子猫がまだ人馴れしていなくて怯えている場合は、猫の寝床・根城を作って上げる必要があります。

最低でも子猫用のトイレと水や餌を入れる食器が入った上で、子猫2~3匹分程度のスペースさえあれば、多少ケージのサイズが小さくても構いません。

怯えている子猫はどうせ動き回らず、その場から動かないことが多いからです。

段ボールを切ってケージ代わりになるものを作ってもいいですが、耐久性や収納面で上記商品に劣ります。また、子猫を捕獲器で保護した場合は、捕獲器から出さず餌とトイレを捕獲器に入れて保護するのもひとつの方法です。

子猫の保護に必要なもの② 子猫用キャリーケース

子猫用のキャリーケース・キャリーバッグは、野良猫の子猫を保護した際、動物病院へと連れて行く時に活用します。

サイズは子猫が入るものなら問いませんが、子猫が大きくなってからも動物病院へ定期的に検診へ行くことを考えると、成猫が入るサイズを選んでも構いません。

上記商品のように、上から自分で猫を取り出す穴が開くタイプのペット用キャリーだと、怯えた子猫の取り出しが簡単です。

子猫の保護に必要なもの③ 子猫用の食器

子猫用の食器も用意しておきたいです。水用と餌用の最低2つは確保しておきましょう。

万が一ケージの中で子猫が暴れると食器が痛んでしまう恐れがありますが、あまり頑丈すぎると子猫が食器に激しくぶつかると痛い思いをさせてしまいます。上記商品のようなステンレス製、もしくはプラスチック製が望ましいです。

長く使うつもりなら成猫が食べやすいサイズの食器を選んでも構いません。ただし、購入した猫用ケージが小さい場合や捕獲器の中で子猫を保護する場合、食器が大きすぎるとトイレまで入らない可能性があります。

子猫の保護に必要なもの④ 猫用トイレ

子猫が用を足すためのトイレも必要です。

食器同様、猫用ケージのサイズによっては、大きすぎるトイレだとケージ内に入りきれないか、入れられたとしてもトイレが大きくて子猫が窮屈に感じる可能性があります。

子猫用のトイレならそこまで値も張らないため、子猫が大きくなるまでは子猫用トイレを使って、大きくなったら成猫が使いやすいサイズのトイレを購入してもいいです。

上記商品であればトイレの砂も付いていますが、購入するトイレによっては別途トイレの砂を購入する必要があります。

子猫の保護に必要なもの⑤ 猫の餌や子猫用のミルクなど

野良猫の子猫を保護した際に用意する餌は、慎重に選ぶ必要があります。

子猫によって年齢(生後何ヶ月程度か)が違うため、適している餌も変わるからです。生後一か月以内であれば、子猫用のミルクを与えれば間違いはないでしょう。

生後一か月を超す頃にはカリカリタイプの猫の餌も食べられます。生後一か月未満の子猫を保護したとしても、将来を見据えてミルクと一緒に普通の餌も購入しておくのがおすすめです。

まとめ

今回は、野良猫の子猫を保護した際にどうすればいいか、必要なもの等を紹介しました。

動物病院には早めに連れて行く必要があるものの、子猫が暴れて興奮している場合、まずは子猫を落ち着かせるために日を置いて様子を見た方がいいです。

いざ子猫を保護した時に必要なものが揃っていないと適切に保護・飼育ができません。野良猫の子猫の保護を考えている場合、早めに必要なものを揃えたいです。

Amazonや楽天で購入すれば家から出ずに購入できますが、ホームセンターでも子猫の保護に必要なものが取り扱われています。下記を参考にしてください。

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