野良猫が敷地内に入ってきて庭をトイレにしている、野良猫が屋根裏や床下に侵入して住み着いている等、なんらかの形で自宅に侵入してくる野良猫はいますよね?
野良猫による被害を無視すると庭が荒れたり悪臭がしたり、屋根裏や床下に住み着かれた結果騒音の元になり子猫まで産まれてしまったらたまったものではありません!
今回は、野良猫が庭や屋根裏に入らないようにする方法の一環として、野良猫による被害や野良猫対策、対処法を紹介していきます!
なぜ野良猫が入り込むのか
そもそも、なぜ野良猫が庭や屋根裏などの敷地内に入り込むのでしょうか。
野良猫は「居心地のいい場所」に住み着いたり縄張りにする習性を持っています。したがって、自分の庭・屋根裏・床下等に野良猫が住み着いた場合、その場所が猫にとって居心地のいい場所になっているのかもしれません。
例えば、庭であればやわらかいふかふかな土や芝生があって猫にとってのトイレになりやすいです。家庭菜園をしていれば畑を気まぐれで掘り返したり、虫を捕獲するために畑を荒らす恐れもあります。
屋根裏は猫にとっての格好の狩場で、ネズミから虫まで野良猫の餌になりうる生き物がわんさか存在します。おまけに雨風凌げて繁殖にも持ってこい。
猫にとって安心して暮らせる場所になりつつあるため、野良猫が庭や屋根裏に住み着いてしまうのも納得です。
野良猫が庭や屋根裏に入り込んだ場合の被害
次に、野良猫が庭や屋根裏に入り込んだ場合の被害を紹介していきます。
「野良猫が敷地内に入り込んで良いことは何一つない」というのはあらかじめ把握しておいてください。
野良猫が入り込みやすい庭や、庭をトイレにされた際の対処法は下記を参考にしてください。
野良猫の糞尿による被害
まず第一に考えられるのが「野良猫の糞尿被害」です。
野良猫はやわらかい土や居心地のいい場所をトイレにする習性を持っているため、家庭菜園の土やガーデニング中の庭は猫にとって「ちょうどいいトイレ」になりがちです。
野良猫が屋根裏に侵入した場合でも、屋根裏の隅っこや使われなくなったタオルの上等をトイレにしてしまい、結果的に糞尿が家屋に染み付き悪臭の原因となります。
野良猫の鳴き声による騒音被害
野良猫の鳴き声は騒音の元になります。
特に、発情期に入った雄猫の鳴き声はとにかくうるさい上に長時間継続します。屋根裏や床下でなくて屋外に雄の野良猫がいた場合でも聞こえるはずです。
屋根裏や床下を寝床にして子猫を産んだ場合は、子猫の鳴き声も1日中鳴り響くことになりかねません。
野良猫の鳴き声が原因で人間様がストレスが溜まったりノイローゼになるケースも見つかっているため、家族に神経質な人がいる場合は早急に手を打つ必要があります(神経質な人がいなくても早急に手を打ちたいですが……)。
野良猫の繁殖による被害
もし屋根裏や床下に居着いた野良猫が子猫を産んだ場合も注意が必要です。
まず鳴き声が本当にうるさく、なおかつ屋根裏・床下という雨風凌げて外敵からも身を守れる場所だと、子猫の生存率も上がります。
子猫は大きくなるまでは母猫にひっついて生活して、生後2ヶ月ほどで母猫が独り立ちするために必要な技術(餌の採り方)を教え込みます。独り立ちして母猫から離れるまで6ヶ月程度と言われているため、何も対策をしないと6ヶ月の間永久に野良猫に悩まされる結果になりかねません。
また、庭や倉庫を住処にされると騒音でご近所さんともトラブルになる可能性があります。
野良猫の対策として「駆除」は使えない
野良猫の対策として思いつくもののひとつに、他の害獣同様「駆除してしまおう」という考えがあります。
しかし、ネズミと違って野良猫の駆除は「違法」です。動物の愛護及び管理に関する法律(以下、動物愛護管理法)によって、愛護動物として位置づけられている野良猫を駆除した場合の罰則も記載されていました。
第四十四条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、五年以下の懲役又は五百万円以下の罰金に処する。
2 愛護動物に対し、みだりに、その身体に外傷が生ずるおそれのある暴行を加え、又はそのおそれのある行為をさせること、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、その健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束し、又は飼養密度が著しく適正を欠いた状態で愛護動物を飼養し若しくは保管することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
引用:動物の愛護及び管理に関する法律
「5年以下の懲役又は500万円以下の罰金に処す」と書かれてある通り、野良猫の駆除を執り行った場合軽くない罰則が与えられます。
個人的は害を与えてるんだから駆除も致し方なしとは思っているんですが、世の中個人の考えでどうにかなるものではありません。大人しく法に従うべく野良猫そのものの駆除は諦めた方が得策です。万が一行う場合は自己責任になります。
また、近年では保健所でも「野良猫の引き取り」を拒否するところが多いです。
上述した動物愛護管理法が2019年に一部改正されたことで、保健所で野良猫を引き取らない抜け道のような条文が設けられたのが理由です。
保健所や動物愛護センターでの野良猫引き取り拒否に関しては下記を参考にしてください。
野良猫対策では「野良猫が住みづらい環境」を作るのが大切
野良猫対策に駆除が使えないとなると、どうやって野良猫を撃退すればいいか迷いますよね?
撃退や駆除以前に「猫が寄り付かないような環境づくり」を心がければ、野良猫が庭や屋根裏に侵入することがなくなります!
猫に「ここに住むのは嫌だ」「行くのは嫌だ」と思わせれば、その場所に寄り付かなくなります。効果が特に高い野良猫の対策方法を模索するのが何よりも大切です。
野良猫を保護する場合は捕獲してもいい
野良猫を駆除する目的ではなく保護目的の場合なら、捕獲しても問題はない可能性が高いです。
鳥獣保護管理法で野良猫も守られていますが、駆除や傷つける行為などの目的の場合のみ該当します。飼い猫や地域猫にする目的の捕獲はまず罪に問われません。
ただし、人慣れしていない野良猫を素手で捕獲するのは困難極まりないので、下記で猫捕獲器をチェックして捕獲を試みるのをおすすめします!
野良猫の対策にピッタリな予防法や猫よけグッズを紹介!
野良猫の対策にピッタリな予防策・猫よけグッズを紹介していきます。
注意としては、野良猫猫にも個体差があるため「この猫には効くけどこの猫には効かない」可能性があります。
人間で言えば「引っ越しで電車の騒音が気になるからこの物件はやめとこ」「引っ越しで電車の騒音が気になるけどまぁいいか」との考えの違いで物件が売れたり売れなかったりするのと同じです。猫にも個体によって許せる部分と許せない部分があるのです。
「野良猫を100%対策するのは難しい」とは考えておいてください。ただし、今回は限りなく野良猫を寄せ付けない野良猫の対策に絞って紹介していきます!
野良猫対策① 野良猫対策No.1アイテム【猫よけグッズの番人くん】を試す
猫嫌い・猫対策を考えている人たちから一番の高評価・リピート率を誇っている野良猫対策グッズ(猫よけグッズ)は、「猫よけグッズの番人くん」です!
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「猫よけグッズの番人くん」は猫が嫌いな超音波を出して野良猫を近寄らせないようにする猫よけグッズです。
使い方も簡単で、猫よけグッズの番人くんに単三電池2本を入れて周波数と感度をネジで調節して設置するだけです。周波数と感度の調整に迷ったらとりあえず両方ともマックスにして使って構いません。
野良猫が侵入してくる庭の一部や屋根裏に設置するだけ!超音波を出す上部分を見えるように設置するため、下の先端を土などに突きさして設置します。
感知範囲7mと感知角度80度と効果は絶大で、嫌な音を野良猫が感知して以降猫からは「住みづらい場所」として認識させられます。設置以降の猫被害がぱっとなくなり、糞尿や騒音に悩むこともなくなります!
猫よけグッズとして使えるだけでなく、「猫よけグッズの番人くん」を公式サイトから購入することで下記の特典が付いてきます。
価格は16,280円(税込)ですが、2台セットでの購入で26,180円(税込)と、約20%オフで購入可能です!
さらに、2台セットで購入した場合、期間限定でもう2台おまけとして入手できます!(2024年3月3日時点の情報で、2024年3月6日までの開催。その後同様キャンペーンが開催される可能性はある)。
各種特典を全て受けるため、Amazonや楽天ではなく公式サイトでの購入を強くおすすめしています。
また、猫よけグッズの番人くん以外にも、実用性に優れる超音波タイプの猫よけグッズはたくさんあります。
こちらで詳しく解説しているので、チェックしてみてください!
野良猫対策② 市販の忌避剤を使う
市販されている忌避剤(きひざい)も野良猫対策として有用です。
固形タイプから液体タイプまで様々な種類がありますが、庭の野良猫を対策したい場合は液体タイプで庭に撒くのがおすすめ。逆に屋根裏に侵入してきた場合は猫の住処となっている箇所に固形タイプをダイレクトに設置するのがおすすめです。
忌避剤によって使い方に違いがあるため、使い方をよく調べた上で活用してください。また、雨や風の影響で臭いが薄れる場合があるため、定期的な買い替え・撒き直しも必要です。
忌避剤の選び方や使い方はこちらからチェックできます!
野良猫対策③ 木酢液・竹酢液
主に園芸で活用される木酢液(もくさくえき)・竹酢液(ちくさくえき)も、忌避剤代わりになり野良猫対策として使えます。
野良猫が通る場所に撒くのもおすすめですが、トイレにしている庭の土付近に木酢液などを染み込ませたタオルを置いても効果があります。
野良猫対策④ 水で薄めた酢を庭に撒く
酢の匂いも野良猫が嫌がる匂いのひとつで、野良猫の対策として度々活用されます。
そのままの酢を庭に撒くと臭いので、水で何倍かに薄めた酢を庭に撒くのがおすすめです。または、猫のトイレとなっている庭の土近くに酢の匂いを染み込ませた小さい布を置いておくのもいいでしょう。
忌避剤同様、日に日に酢の匂いが薄れてしまうため、定期的な撒き直し・布の交換が必要です。
野良猫対策⑤ 普通の水を撒いても効果あり
元々野良猫は水を嫌う生き物で、濡れている足場などは避ける傾向にあります。
野良猫が来る庭付近に水を満遍なく撒いておくだけでも野良猫の対策として一定の効果はあります。
もちろん水自体には猫が嫌がる臭いはないため、水が乾いた瞬間効果は激減します。定期的な水撒きを行うことで、猫に「ここは常に濡れてるからヤダ」と思わせるのを狙っています。
野良猫対策⑥ 物理的に野良猫が通れなくする
猫よけグッズの中には、野良猫が通れないような妨害アイテムがたくさんあります。
例えば、トゲトゲシートを野良猫が通る場所に設置すれば、猫が通るたびに痛い思いをして庭から出て行ってくれるかもしれませんし、ネットや柵をDIYで作るのもひとつの手です。
野良猫対策⑦ 猫が嫌がる植物を植える
例えば、猫が嫌いな臭いを発する柑橘類系・ハーブ系の臭いがする植物、トゲがあって触れると痛いトゲが付いている植物も野良猫対策になります。
また、やわらかそうな土を視覚的に見えなくするのも有効で、植えると地面を覆うような植物や花でやわらかい土がないように猫に錯覚させられます。
野良猫対策⑧ アルミホイルを敷く
野良猫が通る場所にアルミホイルを敷くのも野良猫対策になります。
野生で生きる猫は外敵対策のために足音には気を遣っています。アルミホイルを敷いて猫が踏めば足音がするため、警戒して先に進まない可能性が高くなります。
野良猫対策⑨ 屋根裏や床下に侵入した場合はまず掃除をする
野良猫以外の害獣全般に有効な対処法ですが、屋根裏や床下に侵入した形跡がある場合、まずは掃除を心がけます。
掃除することでゴキブリやネズミ等の猫の餌になりうる生物を追い出すことができて、野良猫にも「手が加えられている」と、普段住処にしている屋根裏や床下に不信感を持たせられます。
餌となる生物もいなくなり手を付けられたことでストレスを感じて、屋根裏や床下に戻ってこなくなるかもしれません。
野良猫が庭や屋根裏に入らないための対策まとめ
今回は、野良猫が庭や屋根裏に入らないための対策・対処法を紹介しました。
野良猫が敷地内に侵入した形跡を見つけた場合、糞尿被害や騒音被害を防ぐために、できるだけ早い対処が求められます。
一番大切なのは「猫にとって住みづらい環境」を作ることです。野良猫対策の中にはお金をかけずタダで行えるものもあるので、まずはお金がかからないものを試してみて、ダメなら猫よけグッズの番人くんやその他猫よけグッズを試してみるのがおすすめです!